赤外線診断のあれこれ①

赤外線、と聞くと、皆さんは何を想像されますか?

  • テレビやエアコンのリモコン
  • 暖房器具、調理器具
  • スパイ映画でお馴染みの侵入検知システム

人によって色々あるかと思います。

このように、赤外線を活用した製品は数多く出ており、馴染みの深いものとなっています。そして、当方にて行なっている赤外線による外壁診断も、その活用の一つとなります。

赤外線と外壁

外壁診断の目的は、外壁の劣化の確認です。外壁は劣化すると躯体から剥がれ、下に落ちます。その場所が高い場合、下を歩いている人へ怪我を負わせてしまうかもしれません。事前に調査を行う事によって、このようなリスクを減らす事ができます。人命はもちろん、賠償という観点でも日頃の確認が重要です。

では、具体的に赤外線で何を見ると、剥がれるか剥がれないかが分かるのでしょうか。それは、壁の温度になります。

壁が劣化し浮いてくると、その部分に空気が溜まります。空気は熱を通しにくいので、太陽に温められた浮きのある壁を見ると温度が上がっています。この部分を見つける事が重要となってきます。

知識と経験

では、赤外線で温度のわかるカメラを持っていれば、誰でもできるのか、と考えられるかもしれませんが、実際は難しいものとなります。赤外線には様々な特徴があり、温度は環境にも左右されるので、診断には専門的な知識が必要となってきます。赤外線での診断経験をもった人間が作業を行う事が重要です。

次回は、どういった所に気をつけて撮影や診断を行わないといけないか、といった点についてお話しします🙂

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