外壁診断

概要

赤外線カメラによる戸建て・アパート・マンションの外壁調査/診断のサポートを行います。こちらは、建物のオーナー様、及び建物の診断や修繕工事を行なっている業者様向けのサービスとなっています。

赤外線建物診断技能師の資格をもった者が、お客様の建物の外壁診断を行い、レポートを提出させて頂きます。低層の建物の場合は地上より撮影、5階以上の建物は必要に応じてドローンを飛行させながら撮影し、解析・診断を行います。

赤外線による建物の診断を行うには、赤外線についての正しい知識が必要となります。外壁の温度を測定し、タイルやモルタルの浮きや剥がれ、雨漏りのリスクを判定しますが、単純に温度を測定するだけでは検知できません。天候や時間帯、周辺状況の影響など、様々な要素を考慮して、総合的に解析・診断を行う必要があります。

解析した結果は、Webサービスによりレポートとして確認できるようにします。又、撮影したすべての画像データ(可視及び赤外線画像)もお客様のものとなりますので、必要に応じて提供します。

背景

令和4年3月に、国土交通省より「定期報告制度における赤外線調査(無人航空機による赤外線調査を含む)による外壁調査 ガイドライン」が公開され、従来のハンマーによる打診検査に代わる方法として注目を浴びています。ドローンを用いる事により、工期の短縮が行えると期待されています。

赤外線による外壁診断は、建物の外壁や屋根の状態を評価するために使用される非破壊検査技術の一種です。この技術は、建物の熱放射を利用して、表面温度の違いを可視化することによって、潜在的な問題や劣化箇所を特定するのに役立ちます。

赤外線による外壁診断は、建物の健全性を保つために重要な手法です。劣化や損傷が視覚的には分かりにくい場合でも、この技術を用いることで問題を早期に発見し、修復することができます。

特徴

赤外線カメラの使用

赤外線カメラは、目に見えない赤外線放射を検出し、その放射を可視化する機器です。建物の外壁や屋根の表面から放射される赤外線の違いを捉えることによって、異常や劣化箇所を特定します。

熱放射の分析

外壁や屋根は、構造材料や断熱材の劣化、水分浸入、熱橋などの問題が発生すると、異常な熱放射を示すことがあります。赤外線カメラは、建物表面の温度分布を表示し、異常な温度パターンを視覚化します。

診断と解析

赤外線画像を解析することで、外壁や屋根の異常な温度差やパターンを詳細に検討します。これにより、断熱性能の低下、水分浸入、結露、劣化した部位、タイルの浮きや剥がれのリスク、などの問題を特定することができます。

報告と対策

診断結果に基づいて、建物のオーナーや管理者に対して報告が行われます。報告書には、異常な箇所の位置、原因、および修復や改善策の提案が含まれます。これにより、問題の早期発見と適切な対策を講じることが可能となります。

機体

DJIのMavic 3 Enterprise Thermal を用いて撮影を行います。