建築士の資格を持っている友人と話をした時に、赤外線による診断の精度ってどのくらいなんだろう、という話がでました。そこで、国土交通省の技術資料から、精度に関する情報を以下に抜粋してみました。
劣化部位 | 赤外線での検知率 | 打診での検知率 |
<大きさ> | ||
5cm角 | 10%-35% | 0% |
20cm角 | 70% | 60%-95% |
<厚み> | ||
0.1mm | 0%-5% | 50%-80% |
1mm | ほぼ100% | 60%-100% |
<位置> | ||
深さ30mm x 大きさ10cm角 | 30% | 0% |
深さ30mm x 大きさ20cm角 | 60% | 40%-100% |
深さ30mm x 大きさ30cm角 | 70% | 40%-100% |
上記表を見ると、お互いに得手不得手はあるものの、同程度の精度かと思われます。厚みが薄い場合の赤外線の探知率については、熱が伝わってしまい変化が起きないからと推測されます。但し、劣化の進行として確実に判断しないといけないケースは剥離・落下につながる厚みがあるものであり、この部分においては100%診断可能です。
又、ドローンの場合は人の感覚だよりではなく、データとして残して客観的な観点から見る事ができるのも大きな特徴です。定期的に撮影すれば、劣化の進行具合の判断も可能となります。
ご興味のある方は、お問い合わせからお問い合わせ下さい。
コメント