こんにちは🙂
先日、川崎市にある戸建て住宅の点検に行ってきました!築10年の外壁塗り替えのタイミングで、事前にモルタルの浮きやヒビ、浸水がないかの確認、及びソーラーパネルの確認を行いたいとのことでした。報告書を作成したので、その内容を参考までに紹介します。
まずは東面の玄関部分です。本来であれば、もっと朝早くに行き、太陽が当たっている時間を狙うべきでしたが、少し遅れてしまいました。よって、太陽の光が当たっている部分とそうでない部分で温度差がはっきりしています。太陽の角度を考慮に入れながら、その法則に従わない形で温度の変化がある部分があるかどうか確認しましたが、特に問題はなさそうです。
次は南面です。
こちらも影になっている部分や太陽の移動により温度差が出ておりますが、その法則に従わない形での温度差があるかどうか確認していきます。まず、左側の窓の部分で縦と横に低音部分がありますが、こちらは下地を固定している胴縁の部分かと推測されます。一般的に、構造物を密接している場合は、そこから奥側に熱が伝搬していくので、低温となります。一方、暖かい部分は通気層となっている空間で、空気があるので表面の壁面の温度が暖かいままとなります。これらを考慮した上で、浸水などないか確認しますが、左側は特に問題なさそうです。
次に、右側のバルコニーですが、バルコニーの左端が低温となっています。ここは、壁の端で空気の回り込みがあり、低温になっているかと推測されます。バルコニーの穴が空いている部分については、下部が赤くなっている部分があります。ここは、可視画像を確認すればわかりますが、黒い汚れが堆積しており、それによる温度上昇かと推測されます。それ以外の部分については、極端に温度が低い部分などはないので、こちらも問題はないかと思われます。
次は、屋根部分です。
屋根の点検では、可視画像で水切りや板金に問題がないかどうかをメインに確認します。又、赤外線画像で、ソーラーパネルのホットスポット等を確認します。こちらも特に問題はありませんでした。尚、ソーラーパネルの温度が右端とそれ以外の部分で温度が異なりますが、こちらも風の影響で低温になっているかと推測されます。
以上、戸建て住宅の点検事例でした。
年数が経過している住宅で、屋根や外壁の劣化具合を確認されたいというご要望がございましたら、ぜひお声がけください。
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